HOME>トピックス>トラックによって低温環境を維持するための仕組みが異なる

オーソドックスな機械式

冷凍輸送の中でも最もオーソドックスなのは、機械式の冷凍庫を搭載したトラックで、バッテリーによって庫内を冷やすことができます。エンジンによって稼働するため安定性が高く、氷点下の温度を維持することも不可能ではありません。

コストが高めな液体窒素式

冷凍輸送の中でも、最も低い温度を維持し続けることができるのは、液体窒素を使用したトラックです。機械式よりもさらに低い温度となるため、少しでも温かい環境で悪化する食品などを輸送する場合に適しています。ただ、必須となる液体窒素そのものが高額であるため、コスト面を考えると、使用できる場面は限られます。

暖かくなることを防ぐ蓄冷式

冷凍輸送の中には、低い温度を維持するために、保冷剤を搭載したトラックもあります。機械式や液体窒素式のように、低い温度を維持し続けるのではなく、暖かくなるのを防ぎながら輸送する形です。エンジンや液体窒素を使用しないため、コストがある程度安くなる上に、エンジンを切ったとしても冷却機能は損なわれません。そのため、そこまで厳しい温度管理が必要なく、なおかつ保冷剤の効果が持続する短時間で完了できる輸送に適しています。

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